1年後、5年後、10年後とキャリアプランを明確に描く
以前から教育も変わり、そういう方が増えてきています。
確かに道筋がないと、自分が望む方向に進むのに年数がかかってしまいますから、ある程度決めておくのは、とても大切なこと。
でもキャリアというものは、必ずしも自分の意思だけで築けるものでもありません。
今回のようなコロナ禍、自分の健康、家族の状況、といった外部環境にも左右される事はありますよね。
ガチガチに自分の人生をプランしても、その通りになるとは限らない
その通りにならなかった時、受け入れるのが難しくなってしまいます。
実はこの「柔軟であることの大切さ」は母に教わったものです。
いつもガチガチに何かを予め決めようとする私に、もっと肩の力を抜きなさい、と言っていた母はもう他界していますが、今もその言葉は胸に残っています。
経営学者「金井壽宏」さんが提唱した「キャリアドリフト」という理論
私は今の時代にとてもしっくり来ると思います。
「キャリアドリフト」理論を簡単に言うと、
あえて事前にその道筋を詳細に決めず、
節目ごとに起こる変化を楽しんで、
自然の流れに身を任せるようにキャリアを過ごしていく
というものです。
かと言って、流されるままで良い、という訳ではないんです。
大きな方向づけができていて、人生の節目ごとに次のステップをしっかりとデザインする事が前提
例えば何も制約がなく、何でもできると仮定した時、
- 自分がどんな風に働きたいか(どんな人と、どんな仕事を、どんな風に)
- 仕事を通じて、自分が何を実現させたいのか、ひいては
- 自分がどんな人生を生きたいのか
という事をイメージしておく事が大切だと思います。
これを常に意識している人は、
- 人生の想定外の出来事を受け入れながら
- 今はすぐにシフトできない状況でも腐らずに今目の前の事に集中し、
- 着実に力を蓄えて自分が目指す方向に行くチャンスを逃さない人
自分の価値観は、時と共に変わっていくこともあります。
時々立ち止まって、自分が本来望む生き方・働き方を意識する
自分と向き合う「自問自答」の時間が必要ですね。
是非、文字として書き出しておくことをおススメします。
文字になったものを見ることで、再認識し、潜在意識に刻まれるので、自然と自分の行動が変わっていきます。
先日の母の日、もう何十年も前に母が作ったアートフラワーの存在を思い出し、
最近出来上がったゲストハウスの窓辺に飾ってみました。相変わらず突き進むばかりの私に、ここらで深呼吸するよう言っているような気がしました。
今日はこの曲と共に♪
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