【人物に学ぶ】 時代が変わっても変わらない、「大切なもの」

人物に学ぶ

先日、絵本作家、
山脇百合子さん訃報の
ニュースが流れました。

子供が小さい時に
何度も何度も読み聞かせ、
子供も私自身も大好きだった

「ぐりとぐら」シリーズ、
「そらいろのたね」、
「いやいやえん」
「くまさん くまさん」
「バーバちゃんのおみまい」。

横浜の家からこちらに
引っ越す際に断捨離して
荷物を1/6程に減らした時も、

山脇さんの本はもちろん、

お世話になった福音館の本は

メルカリに出さず(笑)、
大切に持って来ました。


今でもゲストさんのお子様達が
ライブラリから手にとって、

ロッキングチェアに乗りながら
読んでいます。

思えば、私の亡き母もそれらの本を見て、
「福音館のこれらの本はあなた達に
何度読み聞かせたかわからないわ」と

愛おしそうに見ていました。

私も同じ本で育った、というのは
何とも感慨深く、

きっとそんな親子、お孫さん3世代の
思い出となっているご家庭も
多いのではないでしょうか。


ちょうど私が生まれる少し前に
出版された「ぐりとぐら」。

その頃の日本はやっとTVが

カラーになり始め、

5円とかで買える
駄菓子屋さんがあり、

ちょっとおめかしして
行くところといえば、
「デパート」。


その頃からは想像できないくらい

風景も人の暮らし方も働き方も
コミュニケーション方法も

ガラリと変わりました。

特に変わったと思うのは、
人と人との触れ合い方
でしょうか。

子供は親だけではなく、
近所のおばちゃんや友達のお母さんや
お兄ちゃんお姉ちゃん、

みんなに見守られていたような
気がします。

今はそういうコミュニティは
減った一方、

オンラインで
誰ともつながることができる。

どちらがいいとは言えませんが、

「ぐりとぐら」シリーズが
今の子供にも愛されている、

ということに少しホッとします。

あの素朴で、
シンプルで、
でもワクワクする絵本は、

時代に左右されない
「温かさ」の象徴のような
気がします。


これから「人との触れ合い方」が
どんなに変わっても

ずっと

今の子供達の子供にも
孫にも
愛されますように。


実のお姉さまが書いた本を
素晴らしい絵で表現された
山脇さんのご冥福を
心よりお祈りします。

今日はこの曲と共に♪

HONNE – la la la that's how it goes

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