大河ドラマ「青天を衝け」
ご覧になっていますか?
最近クローズアップされていますが、渋沢栄一がこんなに凄い人だったとは知りませんでした。もっと前に知っていたら、自分の働き方も違っていたかもしれないと思いました。この時代からこれ程感性されたビジネスマインドを持っていた人がいたとは本当に驚きです。
遅まきながら、「論語と算盤」を読んでみました。
改めて学ぶポイントばかりでしたが、特に印象に残った3点をご紹介:
たとえ自分はもっと大きな仕事をする人間だと自負していたとしても、その大きなことは小さなことの積み重ねだ。どんな小さな仕事も軽蔑することなく、勤勉に、忠実に、誠意を込めて一つひとつ完全に成し遂げなければならない。
木下藤吉郎の草履の例を挙げてり、誰かがお膳立てしてくれて食べさせてくれるのを待つのではなく、自ら箸を取る(自分からプロアクティブに動く)ことを説いています。
色々な大工さんが作業をしてくれている我が家で、大工さんの様子を見ていると、違いが良くわかります。細かなところまで、丁寧にきっちりやってくれる方は、身のこなしに無駄がなく、無駄口もなく、片付けも完璧で、私が後掃除などしなくて良い程綺麗にして、風のように去っていきます。
もちろん大工さんの腕も一流で仕上がりも美しい。そして何よりとても楽しそうに仕事をしています。
大立志(一生をかけて追い求める目標)は、まず頭を冷静にして自分の長所と短所はどんなところかを細かく比較してみることだ。そして一番の長所だと思える所に向かって志を定めるのがよい。根幹となる志をしっかり立てたら、今度はその枝葉となる小さな志を立て、日々実行できるようにすべきだろう。大立志と小立志はお互いに調和し、一貫性を持つべきなのである。
「一生の目標」を立てるのは一苦労です。自分の長所を伸ばすといっても簡単にはいかないもの。それがやっと定まって、実行する段になったら、山あり谷ありの長い道のりを少しずつ進むわけですが、私の場合、横道に逸れたり、逆戻りしたり、一貫してずっと歩む、と言うには程遠い人生、耳が痛いです。ただ、その無駄な時間も、後からみると「大立志」に繋がるものの場合もあるので、それは実は枝葉だったのかもしれません。
一時の成功や失敗は長い人生、あるいは様々な価値に満ちた生涯における泡のようなものである。物事の成功や失敗にこだわることなく堂々と立ち、道理に則って自分自身の道を進んでいって欲しい。そうすれば成功や失敗さえ超越した、それ以上に価値ある生涯を送ることができるのである。
背中を押してくれるような言葉ですよね。「堂々と立ち」というくだりが特に好きです。
亡くなってから90年経った今も、私達が学ぶべき揺るぎない理念を持った渋沢栄一。戦前から利他の精神、倫理と利益の両立を自ら体現した人をもっと深く知りたくなりました。
今日はこの曲と共に♪
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