【本に学ぶ】不安定・不確実な状況に耐える力

本に学ぶ

最近、友人がこういう本を紹介してくれました。

「ネガティブケイパビリティ」 Negative Capabilityとは、

「不確実で、どうにもできない状況だとしても、
せっかちに事実や理由を求めることなく、そこに留まって耐える能力」

発見したのはイギリスの詩人キース。

精神科医の著者によると、人間の脳は不確実なもの、予測がつかないものが苦手なので、生半可な意味づけや知識をもって、せっかちに答えを出そうとしてしまおうとし、理解が低いままとなってしまう。

でも、このNegative Capabilityを高めれば、よくわからない空間を何かで埋めてしまおうとする誘惑に勝ち、新しいアイデアや考え、気づきを生み出せる、というもの

最近のコロナ禍で、この考え方が注目されているようです。

不安定な状況も、長引くとさすがにしんどくなってきますよね。

 

この力を鍛えるには、人との「対話」で自分の結論に急ぐ気持ちをスローダウンさせて、思考を広げるのがいいそうです。

なるほど、結論を急いですぐに結果を出したがる私には耳の痛い話

プロジェクトの仕事が長かったので、こういう「不確実で不安定な状況」には慣れてしまい、それに耐える力は自然についてしまったような気がしますが、先を急ぐばかりに、十分な検討が疎かになっていたことも多々あります。

 

確かに人と話していると、自分では気づかなかった点が出てきてヒントをもらったり、全く違った発想が出てきて面白いと思うこと、ありますね。

 

「耐える力」と言うと、何だか苦しくなってしまうような気分になりますが、

  • すぐにどうしようもない状況にもどっしりと構える鈍感力
    そして
  • 自分だけで悩まない、誰かと力を合わせて解決しよう!」というマインド

     

この二つがあれば、それ程苦にならないかもしれませんね。

今日はこの曲と共に♪

 

平井 大 / ここにあるもの (Orchestra Ver.) Music Video

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