2020年8月21日
宿づくりの近況です。前回お伝えした巨大な穴は大体の原因がわかり、
山からの雨水の通り道として使われていたU字溝が途中で崩れ、
そこからはみだしていった沁み水が何十年もかけて土を流し、
今回の梅雨の大雨で陥落したらしいです。
その辺りを全部掘って調べ、他にも同様のところがないか確認、
新しく管を通して雨水を通す工事をすることになりました。
宿の建物の方も何回かの見積もり検討の末、やっっっと先日契約にまでこぎつけました。
今年の秋頃オープン!を目指していた当初の予定から大幅に遅れ、
工事開始が9月の第二週、完成が来年の2~3月の予定、と相成りました。
私としては気持ちばかり焦ってなかなか進まないあれこれにじれったい気持ちがあったのですが、
今はほぼ自分の希望通りの仕様を予算内で何とか実現できそうな目途が立ち、
プライベート感があり、心からリラックスできるスペースを作れそうで、
回り道した甲斐はあったかなと感じています。
新築する客室の内壁は、南仏伝統の漆喰の塗り方「パティネ塗装」という
わざとムラを作る方法で自分達での施工に挑戦してみます。
今、部材屋さんで色を調合して下さっており、何度かサンプルで確認してから
9月に送っていただくことになっています。
漆喰が届いて手伝ってくれる仲間と一緒に塗るのがとても楽しみです。
一部屋は青空の色、こんな感じです。
新型コロナウイルスで宿を利用する方は激減していますので、
来春にどうなっているか不安ではありますが、
リフレッシュして自分の時間を取り戻せる場所として使っていただけることを願い、
準備を進めたいと思います。
今日はこの曲と共に♪
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