2020年9月22日
宿づくりの方は穴の修復も無事終わり、
新築部分は詳細な仕様も固まって下水道の工事から始まっています。
すったもんだの末、結局内装と外装は殆ど自分達で行うことになり、
慣れない建材の注文をしてメーカーさんと話が通じなかったり
次々に届く建材を保管するスペースを確保するために家の中のものをあちこち移動させたり、
なかなか忙しい毎日です。
内壁は、南仏の伝統的な塗装方法である「パティネ塗装」にこだわり、
私が憧れる南仏シャンブル・ドット (B&B)の内、最も好きな3部屋、
それぞれの部屋の色を再現するためにその塗装方法を扱っている石川県の建材屋さんに
色の調合をお願いしていました。
本場南仏では、一度漆喰を塗った後、蜜蠟を手で刷り込んでいくようなのですが、
こちらのは、ステインパットというスポンジのようなものでポンポンとわざと汚しを乗せていきます。
塗ってはサンプル作成→フィードバックを繰り返し、
1ヶ月程のやりとりを経て先日やっと色が固まりました。
客室一部屋目「青空色」
二部屋目「ピスタチオ色」
こちらは「お迎えの間」の和室に塗る「あずき色とラベンダー色の間あたり」
(これはパティネではなく単色です)
この色は南仏「リルシュルラソルグ」という街の 『La Madison sur la Sorgue』という
シャンブル・ドットで実際に泊まったこちらのお部屋の内装色をお手本に
少しアレンジしたものです。
早速このあずき色を和室の砂壁に塗ってみました。
(塗装前)
(塗装後)
どうでしょう?少しフランスの雰囲気に近づいたでしょうか(笑)
半年以上会えなかった娘がシルバーウィークに帰省し、偶然にも手伝ってもらえました。
親子の共同作業なんて何年ぶりでしょう。思い出深い部屋となりました🌿
今日はこの曲と共に♪
コメント