先日、以前の同僚であるインド人の男性からLINEが来ました。インドでもワクチン摂取が進んでいるようです。
10年程前、日本に初めて来た時は20代、たまたま私のチームに来て、4年程プロジェクトを一緒にやっていた仲間です。
初日にオフィスに入って来てこちらに歩いて来た姿を見て、なんと真っ直ぐな瞳と真っ直ぐな姿勢で真っ直ぐ歩くのだろうと(笑)真っ直ぐばかりですね・・感心して、きっと素直で優秀な人だろうと直観しましたが、実際その通りでした。
チームで大活躍、信じられないスピードで何もかも吸収し、それでいて謙虚、貪欲に学び、どんどん成長していきました。
仕事だけではなく、日本の文化や歴史にも興味深々で、あちこちに行ったり、本を読んだり、私達に質問したりしていました。人間的にもとってもFriendly、ユーモアがあって、奥様や息子さんをそれはそれは大切にする人で、人に対する心配りもさりげない優しさに溢れていました。
当時は上司と部下の関係でしたが、一緒に働いている間も、その後も、私自身彼からたくさんの事を学びました。特に印象に残っているのは、仕事中も雑談の中でも、人の悪口は一切口にせず、噂話もせず、人が困っている時に、そっと、本当にさりげなくサポートする爽やかさ。
お国柄も、天性のものも、育った環境もあるのでしょうが、自身で人間性を磨く努力をし、周りの人からもできるだけ吸収しようとする姿勢には、何度も私自分、「我フリ」を見直す機会をもらいました。
今はインドに帰って同じ会社のインド支社でリモートワークしています。職場が変わり、住んでいる場所も離れた今も、数ヶ月に一度くらい、「どうしてる?」と連絡をくれます。
仕事仲間というのは、職場が変わるとあまり交流がなくなってしまいますが、こうして職場が変わった後も、お互いを気遣い、高め合うことができる相手というのは本当にあり難く感じます。
困難な局面を一緒に乗り越えた連帯感のようなものがあると、余計に近しく感じるのかもしれません。
こういう「ご縁」は、年齢や国や性別など関係なく、お互いの気持ち次第で生まれるもの。そして大切に育てていけばずっと続いていく宝物。
昨今は「血縁」「地縁」「社縁」ともに薄まって、日本人の孤独が高まってきていると言います。コロナ禍で人に会えず、孤独感をより一層感じてしまう事もありますね。一方、こんな状態だからこそ、地元を応援する動きもあり、一人暮らしのご老人と若者が定期的にオンラインでつながる交流などもあり、人のつながり方も変わってきているのかもしれません。
これからどんなご縁と出会うのか
どんなご縁を大切にしていくのか
この危機が改めてそれを考えて、見直す機会をくれている気がします。
どんな状況でも「心の友」は増やし、大切にしていきたいですね。
今日はこの曲と共に♪
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