「この人とは合わない」
「この人は無理」
そんな風に、自分からシャッターを下ろして表面的な付き合いをする。
仕事上の関係ではありがちですね。
私も職場でそうなった事は何度もあります😌
特に上司と部下の場合、適当に距離を置くことは難しいので、「合わない」と感じた途端にストレスを感じてしまい、事あるごとに、自分の苦手意識が働いてしまいます。
そうなると、自分の気持ちは、どんなに上手く隠そうとしていても、相手には伝わってしまうもの。相手もそんな自分を心から信じるわけはなく、心の距離は益々開いていってしまいます💔
人間ですから、やはり相性はありますものね。
でも実はこれは仕事をする上で、とても危険な状態です。
例えば仕事で早めに相談して対処しておけば防げたトラブルも、心の距離があると相談のチャンスを逸してしまい、事が起きてからの対処となってしまう事もあります。「合わない」というだけで、二人とも仕事には前向きだった場合でも、コミュニケーションが円滑にいかないせいで仕事に影響が出ることも。
そして何より自分が楽しくありませんよね。
私もそういう気持ちだった時、同僚に相談している自分自身が「愚痴っているだけの人」になっていて、嫌になってしまった事があります。これは人間関係全般に言えることですが、相手の嫌なところにフォーカスしている限り、そこからは抜け出せないのです。
ではどうすればいいのでしょう。
「好き」 or 「嫌い」
「合う」 or 「合わない」と考えると手詰まりです。
上司に苦手なところ、許せないところ、嫌いなところがあったとしても、それは上司の一部分。実は違う面も持っているはずです。何かしらいい所があるかな?と意識してみていると、意外にもこんな面があった、という発見があります。
これには少しハードルがあり、「嫌い」「嫌だ」と思っている限り、そんな風に相手を見たくない、という意識が働いてしまっています。自分ではなく、全く違う部署の人から見た時、例えば自分の家族になったつもりでその人を見た時、といったように、少し自分目線から外すと、相手の違う面も見えてきます。
「合わない」と思うからには、自分には何かしら期待値があります。性格的なものなのか、行動特性なのか、仕事のやり方なのか。
「合わない」ポイントが何か、自分は何を期待しているのか、改めて見てみると、気づきがあるかもしれません。
例えば「性格的に合わない」なら、あまりに細かすぎる上司に対して、結果が出せればいいと割り切って仕事をしている自分は、普段より少しだけ報告を頻繁にしてみる、など、ちょっとした事で歩み寄れるかもしれませんし、
「仕事の仕方が合わない」なら、なぜ上司がそのような仕事スタイルなのかを改めて考えてみる(または聞いてみる)事で、自分にはなかったものが発見できるかもしれません。
色々やってみて、相手の事がわかってくると、自分の行動にも変化が出てきて、改善されることもあります。肝心なのは、自分が無理せずに、仕事がやりやすくなる方法を探ること。なるべく上司に具体的に相談してみること。自分が良くなろうと努力している部下に相談されたら、上司側も協力してくれるはず。
上司は選べませんが、いつかは変わります。
その間だけ、摩擦ないように表面だけで付き合って、という事もできなくはありませんし、一方的でこちらの事に耳を傾けないような上司だったら、あまり努力しても時間の無駄かもしれません。
ハラスメント上司なら、問題外。
そういった状況ではないのなら、関係を育てられる可能性はあります。
上司と言うのは大抵は今、自分がやっている仕事、またはその他の仕事を経験して、今あなたを育てようとしている人。そして上司自身も育とうとしている人です。
上司も完璧ではなく、何かしら悩みを持っています。
すぐに100%関係が改善できなかったとしても、相手を敬う気持ち、相手から何かしら学ぼうという気持ちを忘れなければ、きっと自分の成長につながるヒントを貰えます。
今日はこの曲と共に♪
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